暗示の力                   

この世に生まれた純粋無垢な赤ちゃんは、親、兄弟、友達、学校、社会に囲まれて、善悪の判別ができないまま教育されていきます。
教え込まれた知識が正しいものとして意識に吸収されますが、やがて多くの情報を得たら、何が正しいのかを選択して判別できるようになります。

暗示とは言葉や行動などによって、自分や他人の感情と行動に影響を与えるような、心理的な変化を起こさせる行為を言っているのです。
催眠術や洗脳もこの暗示を用いていますが、当人の精神状態や性格に影響されますので、誰にでも同じ結果を出すことはできません。

私達は、施術者も暗示の影響を、自分や苦痛者に与えていることに気づいているでしょうか。このことに無関心で施術をしていると、種々の問題に突き当たります。それにより施術者は自信を失い失敗を繰り返していき、みずから敗北していくことも起こりえるのです。

これは大きな問題ですから、貴方のために役立つことを話しましょう。
私の施術院に来た、ある苦痛者が足の裏が痛いというので調べましたら、股関節と足底筋に異常がありましたが、簡単に足裏の痛みは解消できました。
しかし2日後にまた痛いと訪れたので事情をきくと、予想通り自分の足裏を指で強く押して、痛みを繰り返し誘発させていたのです。

ここを押したら痛いと思っている箇所を強く押したら正常でも痛いのであり、何度も押して痛みの意識をどんどん膨らませていったのです。
痛みなどの暗示は約2時間有効に働くので、頻繁に押して痛みを意識していたら、如何なる施術を用いても回復は望めないでしょう。

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また苦痛者が或る動作をすれば絶対に痛いと思い続けている箇所は、その動作を行うと痛みに関係する筋肉や靭帯が一瞬に硬直します。
ですから或る動作をして硬直した筋肉などを伸ばせば、痛みが発生するのは当然であり、本人は自己暗示の影響だとは全く気づいていないのです。

自己暗示は自分の意識に働きかけることであり誰もが行っていますが、意識レベルの高低が影響して結果は異なったものになるでしょう。
苦痛者の暗示を止めるには、信頼されている施術者が強い意志で説明すれば、苦痛者が持っている痛みの意識はしぼんでいきます。

超愛術師は「大自然」と融合していますから、苦痛者の意識に融合が可能となり、苦痛者を回復させることや逆に悪くすることもできるのです。
ですから施術者は施術が終わったら、苦痛者のことを忘れることが必要であり、不要な思念を送って苦痛者に悪影響を与えてはいけません。

苦痛者が今までに何度も施術を受けて回復していれば、そのことを何度も繰り返し思い出しているので、強い「暗示」が掛かっています。
そういう人が数ヵ月後に再来院した場合には、施術を受けたらすぐ楽になると思っていますから、そのとおりの結果がでるのです。

ここでは施術者と苦痛者に対する暗示の作用を述べているのであり、施術以外のことは考慮が不十分なことを承知してください。
施術の際に注意を要する言葉や行動は無数に存在しており、施術者は苦痛者を適切に誘導する義務があることを忘れてはなりません。

一般的に暗示の影響がでやすいのは、自分が信用している人の言葉、大きな権限を持っている人の言葉、医者の言葉などがあります。
しかし当人がその人を上回っている人格者であれば、何の支障もなく平然と対応できますから、暗示の影響がでることはないでしょう。

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